こんにちは、藤原です。
徐々に暖かさがある日が増えてきましたね。一方で小雨が続き肌寒い日があったりとまさに三寒四温、季節の変わり目を感じております。皆様におかれましては体調を崩しやすい日々だとは思いますが変わらずファッションを愛して頂けますと幸いでございます。
さて本日の表題は「RELAX ELEGANCE」と称しまして最近下北沢店でよく聞かれる藤原個人に対する質問について回答できればと思います。
現在の下北沢店は(水)(木)(土)(日)を主に藤原、(金)は国立店店長古家がお迎えしております。古家のフィッティング技術はもちろんですが、特にカラーリングやスタイリングを得意としております。何かお悩みやお気づきの点がございましたら是非古家、藤原まで惜しみなくご質問頂けますと幸いでございます。そんな下北沢店お迎えする機会の多い私ですが最近こんな質問をいただきます。
「藤原さんが生地選び、デザイン選びで大事にしていることはなんですか?」
大変ありがたいご質問です。店頭では限られたお時間の中ですので全てお伝えが出来ておりませんが、この機会にコチラに記せると良いなと思い、今文章を作成しております。
まず私が自身のスーツ作成する上で考え方の中心となっているのが「RELAX ELEGANCE」と呼ばせていただきますが、平たく申し上げるとフォーマルとカジュアルの境界線を狙っています。

ご覧いただいたのは最近作成いたしましたイギリス陸軍のようなブラウン系のリネン100%スーツでございます。リネンやコットンといったウールではない素材はフォーマル感はなく肩ひじ張らなスポーティーな印象になると予想、デザインは普遍的なデザインでややフォーマルな印象を加えますが、肩パットを省略し袖ボタン数はリラックス感のある3つをチョイス。リネンですから釦は同じく植物性のナット釦で統一感やリゾート感を演出しています。サイズ感は普段作成のツイルウールから上下ともに少し幅を出してリネン特有のブリンブリント揺れるドレープ感狙いややクラシック気味の上品な印象を狙いました。
仕上がってきた感想はどこかフレンチ顔でありながらソフトなイタリア、どことなく埃臭いUSトラッドさえ感じる色々な顔をもつスーツとして仕上がりました。この日のスタイリングとしてはシルク100%スカーフを巻いて気分はパリジャン。ホワイトブラックのハウンドトゥースを差し込みシックながらもややモードな雰囲気を楽しんでいます。
いかがでしたでしょうか。
今回はリネン100%スーツでのご紹介でしたが素材がウールであれど基本的な考え方は変えていません。目標である「RELAX ELEGANCE」を狙うためにはどのような生地がイメージスムーズなのか、バランスをとるデザインはどうするか、仕上がり後のスタイリングはどうするかというように逆算して向き合うようにしています。ゆえに作成時は皆様のお声が必要不可欠です。唯一無二のスーツだからこそご要望を詰め込んだスーツに仕上げてこそオーダーの楽しみではないかと私は考えております。その擦り合わせによって生まれる一着は貴方の生活の上で欠かせない物になれますように。
吉田スーツ 藤原
