こんにちは鍋村です!
1〜2週間前は本格的に寒くなってきたなという感じだったのですが、ここ数日暖かい日が続いて服装に困っています。
ヘビーアウターを出すのはもう少し後になりそうですね。
もう秋冬を乗り越えるためのスーツは仕立てましたか?
早くしないとあっという間に年をあけて春になるんじゃないかと焦っているので、そんな方に向けて秋冬のスーツ生地をご紹介したいと思います。
最近個人的にも好きで、お客様からもかっこいいと高評価な英国ブランドの生地からご紹介致します。
正直なことを言うと、英国の生地は金額が高いものが比較的多いです。
一概には言えませんがイタリア生地とも少し違いがあったりします。
そういった細かい話はちょこちょこ小出ししていきます。もし、早く聞きたいという方はご来店ください。
とにかく価格が高くてもそれだけ心を掴む魅力的な生地がたくさんあります。
それではご覧下さい。
・William Halstead –ウィリアム ハルステッド–
1875年創立の英国老舗ブランド
英国らしいクラシカルな落ち着いた色柄が多く、目付けの重たい厚手の生地がなによりも魅力的。
イタリアらしいしなやかさは置いておいて、コシのある仕立て映えするガチっとした生地が1番だと言わんばかりの存在感があります。
派手さこそありませんが、好きな人には伝わる圧倒的な重たさとハリがあります。
種類もたくさんありますが、個人的にはこのあたりの生地おすすめです。
・Taylor & Lodge –テイラーアンドロッジ–
イギリスハダースフィールドにて1883年に創立
またもや最高級英国生地のご紹介
原毛の良さからフィニッシュまで一貫して最高の技術力が詰め込まれています。
ハダースフィールドという綺麗な水に恵まれた土地を活かした生地。
これもまたイギリスらしいハリコシのある生地です。
生地の良さをより引き出すために細めのシルエットよりも少しワイドなシルエットで仕立てることをおすすめします。
正直今期種類が少ないのですがとても良い生地なのでご紹介致しました。
・HOLLAND&SHERRY –ホーランドアンドシェリー–
1836年にイギリス ロンドンにて創立
英国のテーラーに限らず世界各国のスーツ関係、アパレル関係も顧客に持つブランド
そして何よりもイギリス王室でも愛用されると言います。
ブランドの歴史からもわかるように、スーツ生地は最高級で上質なものばかりです。
その絶対の信頼を持つH&Sから、たくさんあるバンチの中からさらにタフな生地を集めたバンチDAKOTAのキャバルリーツイルのオリーブカラーを選びました。
キャバルリーツイル騎兵隊のツイルと名付けられる由来となった軍で採用されていたツイルをオリジナルで織るというこだわりっぷり。とにかく見た目手触りとてもかっこいいです。
DAKOTAのウィップコードもおすすめなのですが今回はキャバルリーツイルを選びました。
いかがでしたでしょうか。
吉田スーツでは改めて人気が出てきている英国生地のご紹介でした。
どれもこれもとてもかっこいい生地です。
秋冬のスーツ作っていないという方はお早めに。
鍋村