
最近、嬉しいことに、私が頻繁に着用しているこのスーツについて、お客様からご好評をいただく機会が増えてまいりました。
こちらは、エグゼクティブ・ビスポーク・ラインで仕立てたものになります。
今回は、そのエグゼクティブの仕様についてご紹介いたします。
スーツは見た目だけでなく、
内側の構造によって完成度が大きく変わります。
特に重要なのが「芯地(しんじ)」と呼ばれる部分です。
エグゼクティブでは、
この芯地に総毛芯仕立てを採用しています。
■ 総毛芯と接着芯の違い
芯地の構造は、大きく2つに分かれます。
・総毛芯仕立て
→ 表地と毛芯を縫い合わせて立体を作る、伝統的な手法
・接着芯仕立て
→ 芯地を接着して形を作る、現在主流の手法
一見すると分かりにくい部分ですが、
この違いが着心地やシルエットに大きく影響します。
■ なぜ総毛芯は希少なのか
現在、多くの工場は効率を重視したライン生産で稼働しています。
この生産方式では、
・工程ごとに分業
・ミシン主体の縫製
・一定仕様での大量生産
が前提となります。
そのため、
一着ごとに細かな調整が必要な総毛芯仕立ては、
工程に乗せること自体が難しいのが実情です。
■ 本来の総毛芯がもたらす違い
エグゼクティブで採用している総毛芯仕立ては、
接着に頼らず、表地と芯地を構築していく仕様です。
その結果、
・自然で立体的なシルエット
・動きに追従する柔らかさ
・着込むほどに身体へ馴染むフィット感
といった特徴が生まれます。
特に、長時間着用された際のストレスの少なさは、
多くのお客様に実感いただいているポイントです。
実際にお仕立ていただいたお客様からも、
大変ご好評をいただいております
他にも、このラインならではの特徴がございますので、改めて別のブログにてご案内させていただきます。

打井ブログ
