こんにちは、藤原です。
ついに始まりましたね、「WBC」。野球お好きでない方にとっては日常に過ぎませんが、野球がお好きな方にとっては最早お祭り状態だと思われます。現役を退いてからもう長くなりますがやっぱり見ちゃいますね。がんばれ日本代表!
さて脱線しましたが本日の表題は「【吉田スーツ国立店】究極の美意識」と称しまして本日は国立店よりピックアップ生地をお届け、素晴らしい生地と共に皆様とスーツについて想いを馳せる文章になれますと幸いでございます。
早速ご紹介したいのは吉田スーツで多くのお客様にご愛顧頂いておりますブランド、MADE IN JAPAN,AICHI「KUNISHIMA」より美しい生地群のご紹介です。

中でも今回ご紹介するのは「The KUNISHIMA 1850 Exclusive Line」でございます。
生地を選ぶ際に重要な要素として大まかに「色」「柄」「織り方」「目付け」と呼ばれるものがございます。当バンチブックは「織り方」「目付け」にフォーカスしてご覧いただけますと幸いでございます。

当バンチ最初に出てくる生地は当バンチの顔といっても差し支えありません。ミッドナイトネイビーの美しい生地でございます。ここでご注目いただきたいのが※「SUPER140s」「330g/m」「ギャバジン織」でございます。
※「SUPER140s」
→SUPER表記のこちらは「原料の細さ」を示しています。SUPER140s=16.5ミクロンと極めて細い原料を使用します。近い言葉でよく耳にする「番手」とはその原料を糸にする工程で「どれぐらいの太さにするのか」すなわち、SUPER140の表記においても太く糸を撚っていけばハリコシが生まれやすくなるということになります。
上記の「330g/m」こそがこの生地に対する糸の打ち込み量と比例します。かみ砕くと16.5ミクロンという原料を1平方メートルで330gの重たさになるように糸を打ち込んでいるということになります。一般的なオールシーズン生地と呼ばれる260g-300gと比較するとやや重量がある生地を細い原料で作る、惜しみもなく糸を細く投入する。ということになります。
この生地はどのように織られているかと生地に目を向けると「ギャバジン織」となっています。縦横糸を高密度に織る生地で美しい光沢、着用者の気品を保つ美しいドレープ、適度なハリ、保温性の高さを表現しています。
細い原料を惜しみもなく使用する生地は高密度に織られ、大味な味付けは一切ない無駄のなさがこの生地最大の魅力ではないかと思います。

打って変わって290g/mのクラシカルなグレンチェック。その柄から主に秋冬物としてよりヘビーな生地感で作られる生地はよく見ますが、この原料の細さとクリアなタッチのクラシカルなグレンチェックは却って新鮮に映るかもかもしれません。

こちらはSUPER120とやや原料の細さを抑えつつも目付け370g/mとヘビーなギャバジン織、この微妙な数値の違いで生地を選べるのも日本人らしい引き算の美学に近いものを感じます。
いかがでしたでしょうか。
本日はMADE IN JAPANに絞りご紹介させていただきました。吉田スーツにおいてもお仕立て全てがMADE IN JAPANに拘っております。当バンチは吉田スーツ全店で投入済み、他にも純国産カシミア100%や380g/mを超えるウィップコードなどバリエーション豊富に収録されています。一見の価値ありだとあえて断言させていただきます。