こんにちは。藤原です。
ふと足元を見ると落ち葉が目に付くようになりました。目線を上げれば町では木にクリスマスの電飾があれば、首元にマフラーをつけている人もチラホラ。
本格的に冬が近いのだなと感じる日々ですね。室内外の寒暖差が気になるところです。(でもまたそこがいい・・・)
さて本日の表題は「アメリカントラディショナル#4」です。
中でも今回はブランドから学ぶ第2弾「Paul Stuart」です。
「Paul Stuart」(1938-現在)
1938年アメリカはニューヨーク、ミッドタウン、マンハッタンのマディソン街にラルフ・オストロフによって高級紳士服店「Paul Stuart」創設されました。「Paul Stuart」の哲学は今日まで一貫しており「最高のブランドを目指すこと」信念は「スタイルがあるということは流行を取り入れるということとは別物である」ゆえに今日まで流行にとらわれることなく、サルトリアのエレガンスを体現しています。ロンドンのサヴィルロウが英国のオーダースーツの代名詞であるように、Paul Stuartは「アメリカのサヴィルロウ」と呼ばれています。そして同時にPaul Stuartはまるでアメリカという国そのもののような確固たる信念と革新的な姿勢を持ち続けています。「私達のデザインは英国の伝統に米国の視点を加えた最良の折衷主義(Eclecticism)だ。」と1988年のニューヨーク・タイムズの広告に謳っています。そして2019年より日本のクリエイティブディレクターに「United Arrows」の鴨志田 康人氏が就任。よりモダンナイズされたクラッシックなアイテム群に注目が集まっています。
ご覧いただきたいのは2022-23AW Paul Stuart コレクション「色の使い方」です
いかがでしょうか。
ナチュラルなショルダーに艶やかな生地、普遍的なサイズ感とパキっとしたカラー。
カラー合わせはしっかりと同系色で抑えていく。そしてサルトの軽やかな印象も加えて表現されています。
どんなジャケットを作るのか、スタイリングはどうするのか。
その思考回数が「スタイル」作り上げるのかも知れませんね。