前回に続きパンツに関して。
皆様が今、履いているパンツにセンタークリースは、パリッと入ってしていますか?
私は今、微妙。
汗かきの私は、上半身はもちろんのこと、腿や膝にも汗をかき、パンツがペタッとくっつきます。
その状態で座ることにより、特に膝辺りの生地が伸びて、折り目が無くなり、最悪はパンツの膝が出てしまいます。
それを回避するために私は、座るときには膝あたりの生地を腿の方に上げて座ります。
そうすると膝辺りの生地にかかるテンションが弱くなるので、折り目が無くなり、膝が出たりするのを軽減することが出来ますので、是非実践してみてください。
以上のことを徹底しても、やっぱりセンタークリースのパリッと感が無くなっちゃうんですよね。
そんなときは、ズボンプレッサーなど使っている人は、それも良いことだと思いますが、持ってない私は、アイロン。
私流ですので、参考程度にお聞き頂ければ幸いです。
用意するのは、スチーム出来る状態のアイロン。
アイロン台、もし無い場合は硬くて熱に強い平な台の上でやってみるのも手。
あて布(←これ重要、厚さはハンカチ2枚くらいかな)。が必要です。
まずパンツをこのように置いてみます。
後ろは無くなっていても大丈夫ですが、前の折り目を基準に置きます。
このとき、前の折り目が全くない人は、大変になるかも知れませんので、クリーニング屋さんへgo。
前の折り目が見えなくなる前に、アイロンかけましょう。
やはり、はやめのお手入れの方が簡単に出来ます。
時短では、左右同時にアイロンかけちゃいます。もちろんのこと、一本ずつの足の内側からプレスするのがよいですが、
今回は、簡単な方法で。
まず下側の前の折り目を合わせて、その上にもう片方を同じ要領で、折り目がずれないように重ねます。
そしたら、あて布を必ずパンツの上に置いて、膝の裏のシワを取りましょう。
シワを取るのは、スチーム。折り目を付けるのは、スチーム無し。と覚えてください。
膝の後ろや、他、気になる所にあて布をして、スチームしてください。
あまり強く押しすぎず、軽く当てて、ゆっくり動かしてみましょう。大分シワが取れると思います。
そうしたら、センターの折り目を付けたいのですが、付けたい箇所にあて布をあて、アイロンを置いて、軽くスチーム。
今度は体重乗せる感じで、折り目を付けます。着いたら1度アイロンを離して、違うところに押し当てます。ポイントは、1度離してです。スーツとアイロンを滑らすのではなく、離して移動、ギュッと押し当てるのが、ポイントです。
前の折り目がきまったら、同じ要領で後ろの折り目を付けて、片方は完成いたしました。
反対側も同じにやってみてください。それほど時間もかからずに
パリッと折り目がつけられるはず!
さらに、ウール100パーセントでしたら、吉田スーツでは、オプションで折り目が取れづらい加工も付けられますので、ご相談ください!