最近、短パンが流行ってますね。でも、どこか物足りない。「じゃあ、作っちゃえ!」と思って仕立てたのが、新作のグルカ・ショーツです。これは現物から型紙を起こし、光沢感のある上質な綿布で作りました。特徴は腰のディテール。「グルカ・ショーツ」と名付けて売られている短パンは結構ありますが、大半はこの面倒なディテールを省略しています。そしてもうひとつの必須項目が、サイド大型ポケット。英国軍用パンツのお決まりとしてこのポケットにはバイブルサイズのシステム手帳が入るくらい大きいのです。とにかく、これらふたつがないと「グルカ・ショーツ」と呼べないと思うのですが、どうでしょう? で、「グルカ・ショーツ履くなら絶対、合わせたい!」と思って作ったのが白麻の開襟シャツ。1930年代から1950年代ぐらいまで、盛夏の男のシャツといえばこれだったわけで、本格仕立てのものは既製ではほとんど見つけられないと思います。このスタイルに合わせるのはアースカラーのホーズ(ハイソックス)と革のサンダル。これがまた非常に見つけにくいアイテムなのが、ちょっと困りものですが、バッチリ決まると新しい植民地スタイルの完成です!
