吉田スーツの得意ジャンルのひとつに「1930年代スタイル」があります。それはシングルの合わせで、広めのピークドラペル、絞ったウエスト、肩を強調したロープドショルダー、といった特徴を持っています。ただ、当時の資料を見ると、この特徴的なスタイルだけでなく、ごく普通のノッチドラペルのスーツのほうがたくさん紹介されているわけです。そこで以前からずっと温めていたのが、「1930年代の”普通の”スーツ」というアイデア。それがついにカタチになりました。その名も「The Ordinary(ジ・オーディナリー)」。つまり「普通」ということです。まぁ、サンプルは若干のアレンジを加えていますし、ヴィンテージ服地を使っているので、あまり普通に見えないかもしれませんが、これをグレイのフランネルなどで作れば、もう本当に「普通」。でも巷に溢れるスーツとはやっぱり違う。そうして、そこに着る人の個性がにじみ出てくるのではないか、と店長、期待しているのです。
☆お知らせ☆
10月4日(土)は私用の為、店長のみ15時からの出勤となります。お客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、新規の方の採寸が出来ませんので15時以降のご来店をお願い致します。なおお店は通常通り12時よりオープンしておりますので、スーツ等のお渡しは出来ます。