最近、ジワジワと人気が高まっているのが当店の得意とする1930年代スタイルです。普通、このスタイルは下襟(ラペル)が上襟(カラー)より飛び出した「ピークドラペル」を採用するのですが、当時の資料を見ると、通常のノッチドラペルのスーツもちゃんと存在したわけです。そこで当店が2008年に発表したのがノッチドラペルの“普通”の1930年代調スーツ「ジ・オーディナリー」です。あれから2年。お客様のご要望をプラスして、襟無しのベストと肩のラインを強調したロープドショルダーの要素を加え、「ジ・オーディナリー 2」として再デビューします。 また、あるお客様からは「ちょっとウェストのシェイプがキツイ感じ。よりクラシカルにズン胴のモデルが欲しい」というお話もいただきました。もちろん、そのあたりのアレンジは自由自在。シェイプをなくしてわざと野暮ったく見せ、ヴィンテージ感をアップするなんていう“裏技”も大歓迎です。