前回、シャツフェアということで、シャツの歴史について少し触れていきましたが、
今回は、春夏、クールビズなどでもオススメの生地をご紹介します。
オススメする前に、近年クールビズやジャケパンスタイルなど、ビジネスシーンでも少しカジュアル化が進んでおりますが、
本来ならばやはりネクタイを締め、スーツをビシッときこなして頂く方がカッコいいということだけお伝えさせて頂きます。笑
よくボタンダウンシャツで見られるオックスフォード生地
太番手の糸を使用している為、少し厚みがありますが、
通気性に優れています。さらにドライな感じの手触りで、汗をかいてもベタッとしにくい為、暑い時期でもオススメの生地です。
オックスフォードには、定番のものより細番手の糸を使用したピンオックス(ピンポイントオックスフォード)、それよりも更に細番手の糸を使用したロイヤルオックスフォードという生地もあります。
糸が細くなっていく分、生地には光沢が増し、少しドレッシーな印象に。また、生地も薄手で柔らかくなるので、より春夏では着やすくなるのではないでしょうか。
ボタンダウンではなく、クールビズで人気のホリゾンタルワイドや定番のセミワイドでネクタイを締めても綺麗な仕様にしておくといいと思います!
次にまたシンプルですが、ピケをご紹介。
ピケは、たてよこ二重織りの組織で、生地表面に立体感ができているのが特徴です。本来、横方向に畝ができているものですが、シャツでは、たて方向に畝があるものが多く使われています。
これも通気性に優れていて、立体感のある生地感ですので、汗でベタつきにくくなっています。見た目の清涼感も特殊的な生地です。
最後に通気性抜群。カラミのご紹介。
2本のたて糸をよじりながら、よこ糸を織り上げていく特殊な織り方で作られる生地です。独特な網目状の見た目も特徴です。希少性の高い生地になっています。
見た目通り、通気性が高いのはもちろん、防湿・発汗性にも優れているので、暑い夏にはぴったりの生地です。
これも立体感があり、ベタつきにくく、シワ伸びやすいのでオススメです。
以上、ほんの一部ではありますが、春夏、クールビズにオススメの生地でした。
シャツフェアは今月いっぱいまでとなっております。
気になる方は是非お早めにお仕立て下さい!!
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