秋冬物もスタートし、いよいよジャケットも合わせ、スーツスタイルに気をつかうようになることと思います。
スーツスタイルに合わせるオススメの小物をご紹介したいと思います。
今回オススメするのは、ブレイシーズ。サスペンダーの方が馴染み深いですね。
なかなか使用する方は少ないと思いますが、
是非オススメしたいアイテムの1つです。
ベルトだと、どうしてもパンツが落ちてきます。
サスペンダーは肩から吊るすので、適切な、心地いい位置でパンツを穿くことができます。
適切な位置で穿くことで、ウエストから裾まで自然で美しいシルエットになります。
ちなみに、サスペンダーはアメリカで呼ばれているもので、馴染み深いですが、英国では、ブレイシーズ。
こちらの方が正式かと思います。
ブレイシーズが誕生したのは、18世紀のフランスと言われています。
当時のパンツは今よりかなり深く、胸の下あたりまであったとされるので、肩から吊るす方が動きやすく、合理的だったのでしょう。
ブレイシーズには、クリップ留めと釦留めの2種類があります。
クリップ留めは生地の傷みも早くなるので、あまりオススメはしません。
英国やイタリアのクラシックなスーツスタイルでも、釦留めが用いられていましたので、こちらの方が正式と言えるでしょう。
現在のブレイシーズは、Y型が主流です。
昔は、主にH型→X型と主流が変化し、今のY型となっております。
ブレイシーズ用のパンツには、現在多く見かけるベルトループがありません。
この使用でしたら、普段のパンツより、股上を深くし、ウエストも少し大きめにすることをオススメします。
かと言って、現在ベルトが定番化しているので、なかなかすることがないと思いますが、ベルトループのついたものにサスペンダー用の釦をつると、どちらも対応可能なのでいいかと思われます。
ブレイシーズも今やお洒落のアイテムとしてあえて見せていることも多いですが、
本来は、下着として扱われていたものの一つでありました。
しかしながら、ブレイシーズも合わせ、コーディネートを楽しむのもいいことだと思います。
細身のスタイルにはやはり細めのブレイシーズ、スーツスタイルには是非クラシックな太めのものを。
是非、スーツスタイルも変化をつけて楽しんで頂けたらと思います。
上間