もうすっかりクールビズが浸透し、この季節にはジャケットを着る方を見ることが少なくなってきました。
そんな中チラッといるジャケットを着ている人を見てふと思うのが、
チーフがない、、、
もったいないなと。
オーダースーツも近年更に注目され、多くの方がオーダーされているのではないでしょうか。
サイズはばっちり。ですが、あとひとつ、、
そんなスーツ姿を目にします。
チーフの印象いかがでしょう。
パッと華やかなになり、お洒落でかっこいい。
個人的にはそんな印象です。
よくポケットチーフと呼ばれていますが、これは和製英語と言われています。元々これは、ハンカチーフでした。
最初はこのハンカチ、ジャケットのポケットやベストに忍ばせていたもの。
1920年代頃、ジャケットに胸ポケットが施されるようになり、
ハンカチを装飾として、そこに挿すという習慣ができたと言われております。
今や当たり前のジャケットの胸ポケット、これはチーフを挿すために作られたものなのです!!
ちなみにこの胸ポケットにものを挿すことは、19世紀半ばのチェスターフィールドコートに胸ポケットが施されるようになってからだと言われております。またその頃、ここに挿していたものは、ハンカチではなく、グローブ(手袋)でした。
フォーマルシーンでは、当たり前のように挿されているチーフ。
色は大体、白が多いです。
フォーマルな服装といえば、燕尾服やフロックコートですが、これらは元々、カジュアルな服装だったとされています。ある普通の村の人たちが装っていたこの服。その村の風景が歴史的文化遺産となり、急激に観光客が増え、そこの人々の服装までもが、重宝され、段々とフォーマルなもの、礼服へと昇格していきます。
次第に貴族達がこのようなフォーマルな装いをし、そこに挿されていたのが、白のチーフ。
このようにして、フォーマルシーンには白のチーフが一般的になったとされています。
現代では、かなりの種類の色や柄、素材のチーフがあります。
お洒落な方は、その日の気分やコーディネートを楽しむ1アイテムとして活用されています。
チーフの挿し方にも種類がありますが、個人的には、挿したいように挿す。自分なりのオリジナルの挿し方でもいいのではないかな、とも思います。また、お手持ちのハンカチでもいいのではないかな、とも思ったりします。笑
まずは、装いから。
せっかくのオーダースーツ!チーフも挿して、更にカッコよく着こなして頂けたらと思います。
もちろん、チーフも取り扱いございますので是非。
上間