お仕立て頂く皆様にいつまでもカッコいいスーツを着て頂きたいと常日頃思っております。
お仕立て頂いたスーツは大切に着て頂いてると思いますが、そんなスーツにも寿命はつきもの。
そこで今回は、スーツの寿命について書かせて頂きます。
よくスーツの寿命としては大体3〜5年程と言われております。
もちろん着用頻度によって大きく異なると思いますが、大体これくらい。
それでは、そのタイミングはいつなのかと疑問になります。
よく言われている見極めポイントもご紹介致します。
ひとつは、スーツのテカリ。
普段の生活においての摩擦などで、繊維が潰れてしまうと随所にテカリが出てきます。よく出る箇所は、お尻などのパンツの後ろ側(太もも裏や膝裏)、ジャケットの肘やベントあたりに見られることが多いです。
よくテカリの出る箇所。ある共通点が。
それは、着用している時になかなか自分では気づきにくい箇所なんです。
自分から見えにくい箇所であり、気にならない方もいるかもしれませんが、周りの方から見ると分かります。せっかくのスーツが台無しになりかねません。
また、手入れはしているものの、スーツのシワが戻りにくくなった場合も生地がくたびれてしまっているので、見極めのポイントです。
更にもう一つ。
スーツもファッションの一部。流行がつきものです。
ビジネスシーンではあまり気にしていないという方もいますが、気にかけて頂きたい!!
近年で多い、かなりスタイリッシュなスーツスタイル。
ジャケット、全体的に細身の着丈も短め。
パンツもノータックでシルエットも細め、股下の長さも短め。
このようなスタイルも流行の一部。
流行が変わっていく中での着こなしも大事なポイントです。
お仕立ての際にスタッフに一言お伺い頂ければ、流行の取り入れもばっちりだと思います。
体型の変化によるサイズが合わなくなったものは、もちろん見極めポイントです。少々の変更でしたら直しでも対応可能な場合もございますので、是非お問い合わせ下さい。
スーツの寿命を出来るだけ長くするには、やはり、日頃の手入れが重要です。手入れについては、こちらもご覧ください。
また、着まわしも大切です。理想は1日着用したら、2〜3日間を取る。
スーツも休ませてあげることが大事です。
1シーズンに最低でも3、4着用が理想となります。もちろん多い分には、着まわしの組み合わせも楽しめてより良いと思います。
決して安い買い物ではなく、勿体ない気もしますが、
また新たなカッコいい1着を発見できるチャンスでもあります。
是非そういった点を楽しんで頂けたらと思います。
手入れ等、分からないことがございましたら
どうぞお気軽にご相談下さい。
上間