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ここ近年、注目度もましているダブルブレストのジャケット。
今回は、そのダブルブレストに関してのお話をしたいと思います。
ダブルブレストはもともと、「両釦」と認識されていたように、ジャケットの上前、下前の両方に釦ホールが開けられており、
風向きなどによってどちらにも合わせられるようになっていたようです。
古くは、主に軍人用や乗馬用、旅行などでのオーバーコートのたぐいとして着用されておりました。
このダブルのジャケットがスーツスタイルとして見られるようになったのは、19世紀半ばごろと言われており、
割と歴史の浅いものなのかと思います。
最初のダブルブレストのジャケットは、前の釦が6個、ないしは8個のもので、平行につけられていたものでありました。
釦はすべて留めるのがセオリーで、カッチリしたものだったようです。
今の6つボタンの2つがけ、4つボタンの2つがけのものというのは、
1903年頃に現れたものといわれております。
バブル期には、アルマーニのダブルのスーツが代表的であったみたいで、当時のシルエットはズドンとした重厚感のあるもの。
ダブルのスーツと言われるとこの印象がつよいのか、謙遜されることもしばしあります。
今の流行りのシルエットは、全体的にスタイリッシュなものなので、是非一着挑戦してみて頂きたいところ。
衿の先がとがったピークドラペル。サイドベンツなど、定番のシングルジャケットとまた違った印象で、カッコイイです。
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気になる方は是非!!
上間