本日は、日本が世界に誇れる、老舗生地メーカー「葛利毛織工業」さんについてのご紹介です。
葛利毛織工業とは、尾州織物工としては最も早い時代(大正元年)に創業。
多品種少量生産で国産最高級ウーステッドを製織し、世界に誇り得る商品を目指して、手造りとも言うべき製品を吟味して市場に送り出しているメーカーです。
葛利毛織工業さんがある、尾州とは、愛知県の一宮市、稲沢市、津島市、江南市、 名古屋市と岐阜県羽鳥市を中心とした日本最大の毛織物産地で、国内生産量の8割を占めており、イタリアのビエラ、イギリスのハダースフィールド、日本の尾州が世界三大生地産地と称されるほど世界的に知名度の高い生地生産地区です。 世界共通で良い生地産地の近くにあるものが「良質の水」です。尾州の場合は、木曽川です。日本の尾州、凄いですね!
さて、そんな、葛利毛織さんに以前、吉田スーツのスタッフで工場見学に行きました。
入口から葛利毛織の社長さんに案内して頂きました。7月初旬でしたが、凄く暑い日でした…。
昭和初期に製造されたスロー織機「ションヘル」今でも使い続け、手間と時間をかけて、1反づつ丁寧に仕上げていく作業を見学しました。高速織機が主流の現在、とっても貴重なメーカーなのです。
ションヘル織機の特徴は、手織りの感覚に近く、繊維への負荷を極力少なくすることができるため、手触りや肌ざわりのよい高級感のある毛織物が生産可能になります。別名、シャトル織機とも呼ばれます。
このシャトルを使ってゆっくり、丁寧に生地を織っていくのですが、記念のお土産に頂いたシャトルは、今でも、吉田スーツ店内に飾ってあります。
このようなご縁で、定期的に作製している、吉田スーツ オリジナル生地は、葛利毛織さんに依頼する時もあります。
吉田スーツの全店舗に葛利毛織のバンチ ブック(サンプル帳)がございます。
是非、お店でご覧頂き、スーツやジャケットのお仕立てをご検討下さい。
ニュー&吉田スーツ 清水
☆混雑時は、ご納品のお客様を優先させて頂きます。ご注文のお客様にはご迷惑をお掛けしますが、 ご了承頂けましたら幸甚です。