先日久しぶりに虎ノ門に出勤した際コートの仕上がりが届いたのでご紹介します。

上衿が大きく、浅めのVゾーンが特徴的なアルスターコート。
トレンチコートの原型ともいわれています。

袖はターンナップカフスという裾口を折り返した釦の付いていないデザインです。
すっきりとした印象です。
18世紀ごろのイギリスで多く見られ、クラシカルな着こなしのアクセントになったデザインです。
ウエストのゆとりや中に着るものによって調節できるようつけられたバックベルト。
元々は共布ベルト付きが一般的でしたが当時シルエットがタイトになり、背中だけで調節できるバックベルトに移り変わったようです。
最近ではサイズ調整の機能はなくデザインとして飾りで付けられることが多いです。
バックスタイルもさみしくならずおしゃれですね。

ターンナップカフスなど知らなかったのですが、時代背景とともに機能性などが考えられ変わっていったデザインが今の時代に残っているの面白いですよね。
色々調べてみようと思いました。
アルスターコート気になった方はぜひ。
また、虎ノ門店こじんまりとしていて落ち着いている雰囲気なのでゆっくりオーダーできます。
都心に行く機会ありましたら足を運んでみてください。