こんにちは、藤原です。
暖かくなってきたかな、と思えば寒の戻り。まだまだ気候が安定しない日が続いていますね、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。とりわけ吉田スーツではこの3月はオーダーを楽しまれるお客様が多いような気がします。お時間許す限り悩み抜いてください、その時間が一生のスーツを作る手助けをしてくれると実感してしております。
さて本日は「藤原の脳内#11」と称しまして今考えたいトピックを中心にお届けするこの企画ですが、中でも本日は「スーツを作る際にどこを基準に選べばいいのか」をベースにお話しできればと考えております。
オーダースーツまたは既製品スーツの「着こなし」とは広義になります。これは「服をうまく着ること」や「スタイルを表現すること」という意味を持ちます。着こなしは、字の通り服を着る方法や、それによって自分の個性を表現することに重点を置いています。例えばヨーロッパ出身の方や欧米出身の方、アジア出身でTシャツジーパンのスタイリングがどことなく違って見える。体型や姿勢、さらには自分の好きなスタイルによって、同じ服でも全く違う印象になることがあります。近い言葉であるのが「コーディネート」これは「装飾する」「調和を持たせる」という意味があります。ファッションの世界では、服や小物を組み合わせて全体のスタイルを作り上げることを指します。例えばスーツとシャツのテクスチャーを合わせたり外したり、色のバランスを整えたり、トレンドを踏まえたり。この両輪こそが絶対であるという意見は少なくありません。
とりわけオーダースーツの世界では前者である「着こなし」については専門性が高いことが多いです。これはひとえに人種や骨格、年齢やライフステージに合わせてサイズ感をパーソナルに決めていくことができることで人それぞれの着用美を高めることができます。人によっては「うるさいな」「めんどくさいな」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしオーダースーツ業界のフィッターと呼ばれる販売員は雑談からもスーツのヒントを感じ取っています。この対話こそがビスポークの語源「be Spoken」となるのです。
一方で「コーディネート」が得意なのはセレクトショップが提案するスーツスタイルかもしれません。トレンドを常にキャッチ、発信してファッションアイコンを社内で育て上げるフロントマンがいるセレクトショップはこのあたりの覇権を握ることになると思います。近年ではSNSの発信力でこの境界線が薄まってきており両輪で提案できる紳士服店が貴方の知っているお店であったり人であったりという今日この頃でしょう。
少し話はそれましたが吉田スーツは埋もれることなく前者である印象で間違いないと思います。着こなし、正しいサイズ感についてはお任せください。近年では既製品を取り入れたコーディネート、ハンドメイドネクタイによる優雅なVゾーンの提案など上記で言うところの「両輪」になりつつあるというのが正直なところでしょうか。これからも変わりなく、更なる「コーディネート」提案を行い続ける吉田スーツで是非一着ご用命お待ちしております。
いかがでしたでしょうか。
ひとえにファッションといっても考え方は人それぞれ、この空気感が好きだという方はお好きなブランドでご検討されるのが一番でしょう。しかし着こなしを整えたいという方はオーダースーツのご検討が良いのかもしれませんね。下記公式LINEよりお気軽にご予約相談も可能ですので是非ご検討の程よろしくお願いいたします。
