こんにちは。藤原です。
日中、日が落ちるのが早くなりましたね。私は暖かい食べ物に目が付くようになりました。
一方でお店はご注文とご納品が多い時期になってきました。店内では「おお、いいじゃないですか」なんて声がちらほら聞こえてきます。
さて本日の表題は「吊るしのスーツ」です。
スーツの購入を考える際にオーダースーツにするか、既製品スーツにするか悩まれると思います。理由は下にいくつか挙げましたが、この既製品=「吊るしのスーツ」と言い換えられています。
「役職が上がったのにまだ吊るしのスーツなの?」
「オーダースーツって高いんじゃない?」
「大事な商談なのにスーツがない!」
「あの人のスーツなんでカッコいいんだろう・・・」
これからスーツ検討の方も、そうでない方も今日から使える「既製品とオーダー」の小話をお伝えします。
ぜひご覧いただき上手に使い分けることをオススメ致します。
①吊るしのスーツ(既製品)
1⃣すぐ購入できる
吊るしのスーツ一番のメリットは「すぐに購入できる」という点です。完成した状態で店頭に並んでいるため、裾上げなどの最小限の直しであれば当日中に着用することができます。急用の場合はとても便利な存在と言えるでしょう。
2⃣リーズナブルな価格
比較的リーズナブルな価格であるという点です。これは「JIS規格」という標準体型をもとに大量生産を行うため1着あたりの金額を抑えることができます。
3⃣サイズ・デザイン・生地に制限がある
本来スーツは胸囲、腹囲、肩幅、袖丈などひとりひとりの身体の特徴に合わせて作られるものです。しかし既製品だとどうしても細かい部分でズレが生じます。また生地においては時代背景が反映されることが多いです。例えばバブルの時代に目にした発色の良い既製品は今や見る機会が減ってしまいました。
4⃣品質
既製品はコスト重視で作成されることが多いため、オーダースーツと比較すると品質面で劣る可能性があります。各ブランドにもよりますが価格に反映されていることは否めません。中には耐久性に欠けており、すぐ着れなくなってしまう事もあるようです。
②オーダースーツ
1⃣サイズがぴったり合う
吊るしのスーツだと細かいズレが生じて体型に合うスーツを探すのは困難です。なぜかというと先ほどの既製品サイズの「JIS規格」ではジャケットとスラックスがセットでスーツの販売になります。よって「どちらかに合わせてどちらかを補正する」事になります。人によってはサイズ調整の金額が高額になることも。という心配はなくなります。
2⃣周囲への印象
サイズが合ったスーツの着こなしはビジネスマンにとって「身だしなみのマナー」です。初対面の方が多いビジネスの場、または重要な商談においては身だしなみに関して最大限の配慮が必要になります。「身に着ける物に配慮出来ている」事は相手に安心感を与え、背中を押してくれるでしょう。
3⃣デザイン、生地のこだわりが出せる
ビジネスの方であれば毎日着るスーツ、式の場においては華やかなスーツなど用途は様々。貴方の趣味嗜好に合わせたオーダースーツを着る瞬間は胸が躍る事でしょう。特に同じ色でも産地による光沢感の違いや、肌触り、併せて選ぶ裏地やボタンは醍醐味の時間。時間に余裕を持って来店することをおススメします。
4⃣2着目からは簡単にオーダー出来る
「オーダースーツは敷居が高い」と感じられる理由に採寸が挙げられます。しかし同じお店であればこの採寸はスーツを作る度ではありません。大きなサイズ変更なければ生地とボタン、裏地を決めていただくだけでスムーズに注文ができます。
いかがでしたでしょうか。
既製品とオーダースーツそれぞれにメリットデメリットがあります。決して既製品が悪いわけではなくそれぞれ上手に使いこなすことがおすすめです。しかし品質や華やかさ、長い目でスーツを見るのであればオーダーの方が良いかもしれません。
吉田スーツではスーツ上下¥44.000(税込)からご準備しております。
イタリアやイギリスなど多種多様な生地も豊富にご準備しておりますのでお気軽にご相談ください。
またYouTubeでは「オーダーまでの流れ」を見ることができます。是非そちらもご覧ください。
(1) 【吉田スーツ】オーダースーツができるまで ~あなただけのスーツをお仕立てします。~ – YouTube