こんにちは、藤原です。
寒い日が続いていますね、毎年ですが冬本番はもっと寒くなると思うと暖かい食べ物を調べてしまいます。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて本日の表題は【ファッション偉人伝#9】と称しまして皆様の明日の服選びのヒントを一緒に探っていきます。本日は伝統と現代を革新的に繋ぐ若き天才デザイナー「ダニエル・リー」について皆様と一緒に学んでいきます。
ダニエル・リー(Daniel Lee)
イギリス出身の優れたファッションデザイナーであり、その才能により世界的な注目を集めています。彼は1986年に生まれでロンドンのセントラル・セント・マーチンズでファッションデザインを学びました。その後、彼はバレンシアガやマルタン・マルジェラ、セリーヌなど数々の著名なファッションブランドで経験を積みました。そんな中セリーヌでキャリアを積んでいる最中にビッグオファーが届きます。それは、LVMHグループのライバルグループであるKERING傘下のブランド、「ボッテガ・ヴェネタ」からのクリエイティブ・ディレクター就任のオファーでした。
ダニエル・リーの名声が急上昇したのは、2018年にイタリアの高級ファッションブランドであるボッテガ・ヴェネタのクリエイティブディレクターに就任した時でした。彼が就任してからはブランドは新たな息吹を取り入れ、独自のスタイルでファッション界に革新をもたらしました。特に目を引くのがボッテガの象徴である「編み込み」をサイズ感を変えてポップに仕上げてキャッチーなアイテムを数々と発表。ブランドイメージの「ボッテガグリーン」と相まって2019年末には英国ファッション協議会(BFC)が開催する英国ファッション界最大の賞「The Fashion Awards」にて大きな賞を総なめし、正に大躍進の年となりました。
3年に渡ってボッテガヴェネタにて大活躍してきたダニエルながらCFDA Awardsの授賞式開催日である2021年、突如としてボッテガヴェネタのディレクターを退任した事が発表され、世界中で大きなニュースとなりました。ブランド躍進の立役者の不可解な退任劇であったにも拘らず具体的な退任理由は公表されていません。
その後はバーバリーのクリエイティブディレクターに就任、今後の動向に注目の集まる若手筆頭デザイナーです。
いかがでしたでしょうか。
従来のボッテガのイメージを根本から覆し、新しい層を取り込んだダニエルの功績は大きかっただけに電撃退任には私自身も驚きでしたが、これからの活躍の一角かもしれませんね。