こんにちは、藤原です。
相変わらず寒い日が続いていますね。と同時に年始からの疲れが出てくる頃でしょうか。皆様につきましてはぜひ体調を整えて頂きながらファッションをお楽しみください。
さて本日の表題は「ファッション偉人伝#11」と称しまして連載企画でお伝えしているコチラですが中でも本日はメンズファッションは彼の出現によって「彼、以前以後」に分かれると言っても過言ではないでしょう。お洒落の天才「マーク・チョー」についてお伝え致します。
マーク・チョー(Mark Cho 1983-)一部WEBより引用
かつて紳士服におけるメンズスタイルはイギリス調、イタリア調、アメリカ調とそれそれの宗派のような見えない境界線が存在しました。しかし彼の出現によってその境界線は無くなりました。クラシコイタリア、モダンブリティッシュ、アメリカンアイビー、クラフトマンシップジャパンを自在に操る彼はそのルーツに育ちが影響していたという。
1983年英国ロンドン生まれ。英国、南アフリカ、香港、アメリカで育ち米国ブラウン大学卒業後、投資会社を経て2010年香港にアーモリーを設立。同年英タイメーカー「ドレイクス」の共同オーナーに。現在アーモリーは香港、ニューヨークに合計3店舗、ドレイクスはロンドン、ソウル、ニューヨークに合計5店舗を構える。当時は世界各国で同じスタイルを提案するスタイルは懐疑的な意見が多かった特に日本ではビジネススタイルや言葉の障壁から受け入れられることが少なかったそうです。またドレイクスがサヴィル・ロウ周辺に路面店を出したときも周囲に既製服を扱う店はほぼ皆無でその行方を疑う者も多かったそうです。
彼の最大の特徴はその生い立ちから生まれる「ユニバーサルさ」だと私は感じています。国籍はマレーシア、中国系の名を持つがホームタウンはロンドン。英国的な礼儀正しさと同時にアメリカ的フランクさがある。INSTAGRAMの配信でもそうですが、その英語に強い英国訛りは感じられない。「英国で生まれ育つとアクセントや話し方でどこの誰かはすぐにわかる。でもそういう考え方は好きじゃない。そういう縛りから自由でいいと思うんだ」
その独特な生い立ちから生まれる感性はあらゆるジャンルをミックスさせ新しい息吹を吹き込む。天才たる所以はそこにあるのかもしれない。
いかがでしたでしょうか。
現時点で世界はマーク中心に進んでいると言っても過言ではない、そんな人物の紹介でした。少しでも気になる方はご自身で調べてみて下さい。新しいインスピレーションがそこにあると私は確信しています。