こんにちは。藤原です。
日中暖かい日が増えてきましたね。空気の匂いが少しづつ変わっていくのを感じると春の近さも一緒に感じます。
さて本日の表題は「ファッションとは#3」です。
中でも今回は紳士服と密接なアイテムでお送りする「ヴィンテージの世界」についてです。
今や「誰かが使ったただの古い服」から「価値のあるアイテム、おしゃれな人の代名詞」になりつつあります。
そんな世界から今日から使える厳選した定番アイテムを皆様にお届けいたします。
①M-47 French army cargo pants(1947年製フランス軍)
今や日本の古着シーンでM65(アメリカ軍)と対をなすのはこのパンツではないでしょうか。厚く丈夫な生地に太もも部分の大き目なフラップポケットが特徴的なこちらはユーロアイテム独特な品の良さがあります。このM-47モデルは制作時期によって前期と後期に分かれます。前期は1940年代から1950年代で後期は1960年代以降と言われており(移行期など事細かく違いあり)、シルエット、生地、ディティールに大きな違いがあります。
②1960s Mohair Cardigan
こちらも価格高騰が止まらないアイテムのひとつです。特にこの年代のモヘアカーディガンは毛足が長く、肌触りが良いのが特徴です。近年評価がさらに増したこともありミントコンディション(美品)で見つけるのは至難の業となっています。所説ありますが日本で火が付き始めたのは1970年代アメリカンロックを牽引したカートコバーンの影響で着用していたキャメルのモヘアカーディガンを真似する若者が多かったようです。
③1990s CONVERSE Made in USA
当時のスニーカーブームといえばNIKE、ADIDASそしてCONVERSEの3つでしょう。中でもCONVERSEは上記のカートコバーンの影響もあり1990sに大ブレイク。当時USA製のコンバースは自身のサイズより大きいサイズの靴をギュっと絞めて履くアメリカ人のリアルな着こなしが流行しました。現在USA製はほとんど作られておらず、1960-1990sにかけてのコレクターが存在するほどになりました。現在も価格は上がり続けているアイテムの一つです。
いかがでしたでしょうか。
ほんの一部ではございますが「ヴィンテージの世界」をお届けいたしました。
アウトドアやアメカジなど「ジャンル」が横軸ならば、「年代」は縦軸。
知見を広げることで服の見え方が変わってくるかもしれません。
脱線したお話でした。