こんにちは。藤原です。
年明けから早くも10日ほど経ちましたね。仕事再開した方も多いはずですが、同時に年増年始の疲れも出やすい時期だと思います。時にはゆっくり休むことを忘れずにしてくださいね。
さて本日の表題は「ファッションとは#2」です。
昨年末からお届けしているこの表題ですが、中でも今回は「日本ファッション近現代」について一緒に考えていきましょう。
1970年代
1950年代の朝鮮戦争による朝鮮特需から1970年代にはいると日本では高度経済成長を迎えます。その時代背景はファッションにも投影されており、当時のディスコやジュリアナ東京の華やかなカラーのスーツは既製品でも華やかなものが売れる時代だったということを証明しているのです。これは日本の景気に深く密接になっている為昨今のスーツは落ち着いた色柄が人気になっているのです。とにかく日本は経済が勢い良く成長を遂げている真っ只中だったので、皆が無我夢中に走り出していた時代でした。同時にどこへ向かえば良いのか暗中模索しながらな状態でもあったので、ピエールカルダンやイッセイミヤケ、KENZOなどファッションブランド業界も同じように各デザイナーが規制から開放され、のびのびと羽根を伸ばし自由に斬新なデザインを手がけた時代でした。
1980年代
イッセイミヤケやKENZOがパリコレクションで発表、躍進を遂げる中で「DC(ドメスティックブランド)ブーム」というものが到来します。発端は1984年「黒の衝撃」コムデギャルソン、ヨウジヤマモトの真っ黒の装いが当時ヨーロッパで喪の色だった黒色の概念をくつ替えします。このブランドの影響で全身黒色でコーディネートする通称「カラス族」は当時社会現象になりました。1970年代から繋いできたDCブランドが大成したことにより日本のファッションが大きく前進した年代になったといえるでしょう。
1990年代
1990年代になるとインターネットの普及によりアメリカの音楽やカルチャーがより強く日本に入ってきます。火付け役はNBA90年代を牽引したマイケルジョーダンや黄金期と呼ばれるヒップホップ界からはドクタードレー、スヌープドックによっていわゆる「ストリートファッション」が隆盛します。ダボダボに着こなす若者等やカラーギャングによって社会現象になった「AIR MAX狩り」など白熱したファッションシーンになりました。
いかがでしたでしょうか。
少しではありますがファッション近現代を遡りました。
どんな時代でも流行があり、そこには理由があります。そこを読み解いていくことで自分の好きなブランドや好きな形が見えてくるのかもしれません。
脱線したお話でした。