こんにちは、藤原です。
涼しい日が増えてきたと同時に天気も不安定、まさに季節の変わり目と言ったところでしょうか。足元悪い日が多いと思いますが是非吉田スーツへご用命下さい。
さて本日の表題は【コラム#2】と称しましてファッションに関するアレコレをお伝えする企画ですが、中でも本日は【銘品】について記していきます。
銘品・・・特別な名のある優れた品。(出典:デジタル大辞泉(小学館))
近い言葉で「銘菓」「銘茶」など特に優れた品に対して与えられる単語になっているようです。もちろんファッションの世界においても「銘品」は存在します。ではどのようなものが良いとされているのか、歴史的な観点からもアプローチしていきます。
①M-47(フランス軍 フィールドカーゴパンツ)※WEBより引用
ミリタリーの中ではトップの人気を誇るM-47.1947年から1960年代頃まで製造されていたこの銘品はアメリカ軍のM42から着想を得ていたというのは有名な話として認知されています。細分化していくと前期・後期と区分されており前期はコットンツイル、後期はヘリンボーンでありコレクターがいるほどに熱を帯び続けている銘品となっています。本来ファッションフリーカーには認められにくいパターン同じくして現代的にアップデートされる「レプリカ」は各セレクトショップがこぞって発表しており、その人気度がうかがえます。
②Champion (リバースウイーブスウェット)※WEBより引用
こちらも価格高騰が止まらないチャンピオンのリバースウイーブ。中でもプリントの段数が多い「3-7段プリント」やチャンピオンロゴが入らない「目なし」などコレクターがいる人気ぶりは留まることはありません。
いかがでしたでしょうか。
他にも奥が深い「デニム」や「ユーロヴィンテージ」「コンバース」「ナイキ」「パタゴニア」など銘品の繰り返しが今のファッションを支えていると言っても過言ではありません。また現代のユースカルチャーでは「アーカイブ」と呼ばれる00Sに人気を博した「MARITHE FRANCOIS GIRBAUD」や「オークリー」などテックウエアに準ずるアイテムが「ネクストヴィンテージ」と呼ばれ今20代前後を中心に人気を博しています。さらに今世界的コンテンツへとのし上がったK-POPアーティストや恋愛リアリティの演者が着る「ナチュラルな装いから」ヴィンテージで言うと注目度が高い「90S GAP」や「ランズエンド」などの人気が再燃。街から姿を無くしつつあります。
こういった連続が後に銘品として語り継がれるのではないかと考えております。そういった思考の私がチョイスするヴィンテージアイテムが下北沢と一部国立店に展開されています。既製品お求めの際は御予約不要ですのでフラっと遊びに来て下さい。