こんにちは、藤原です。
先月多くのお客様にご好評いただきました「ブレザーフェア」が間もなくほぼ全てのお客様のお手元に届けられると思います。そこで本日はこのジャケットに対してどのようなパンツが合うか検討いたしましたので是非ご検討の一助にして頂けますと幸いでございます。

今回多くのお客様にご用命いただきました「ブレザーフェア」まずは基本情報をおさらいします。決して軽すぎない生地だからこそ生まれる端正な佇まい、落ち感はオールシーズン活躍できる鉄板の一着といっても差し支えがありません。
生産国:日本
品質:Wool 100%
目付:300g/m

カラーは濃淡ネイビーで2色、6/20時点で明るめホップサックが品薄状態となっております。

やはり外せない中肉コットンのライトカラーチノ。ツイル織りならではのスムースな肌触りは同じくオールシーズンでご検討頂けます。個人的にはいわゆる「チノパン」の印象から「ドレスチノ」の印象を強くしたいと考えますのでワンタック以上で表情を付けて頂くのがよろしいと思います。またジャケットとの目付のバランスが非常に良く素材を変えるとどちらかが何か浮いてしまうという違和感が出にくいと思います。

ブランド:brisbane moss
生産国:イギリス
品質:Cotton 100%
目付:310g/m
続いては鉄板のグレースラックス、ブレザーをドレスに落とし込むうえではここは外せません。

カラーは「ミディアムグレー」「ライトグレー」をチョイス。チャコールグレーでも良いのですが重たい印象なのが酷暑には少し不向きかなと思います。ただチャコールでも平織りのドライタッチな為少し真面目な印象でというご意向でしたら選択肢に入ってくると思います。

先程「ジャケットとの目付けのバランス」のお話をしましたがウールの正統派な印象であれば少し軽めでも良いと私は考えています。というのも見た目の印象で上半身と下半身でインパクトのある方に目線はいきますからあえてパンツには見えない軽快さを演出することで相手の目線は高くなり、スタイル良く見えてくれると思います。

そういう意味では主張こそありませんが、ブレザーを引き立てる引き立て役としての生地選びもまた洒落者だと思います。
ブランド:KUNISHIMA
生産国:日本
品質:Wool 100%
目付:240g/m
第三の選択肢として「オフホワイトウールスラックス」はいかがでしょうか。

コットンとはまた違い履いていく際に生まれるシワ感や経年変化を楽しむというよりかはパンツとしての美しさ、まっすぐ落ちる落ち感とドレープ感をお楽しみただけると思います。このコーディネートで思い出すのはやはり「ラルフローレン」のルックです。(下記WEBより引用:2025SS Ralph Lauren)
![패션엔 :: [리뷰] 햄튼으로의 초대! 랄프 로렌 2025 S/S 컬렉션](https://www.fashionn.com/files/board/2024/image/o_1i75fpqok8091l4n1j7n1gq01vui27.png)
コットンのパンツも良いですがやはりこのドレープ感は歩いた際に美しさとして際立ちます。

またこちらの生地は先日ブログでご紹介しましたタイのマーチャントより日本初上陸を果たした生地より抜粋、高温多湿な日本において使いやすい生地になっています。【日本初上陸】東南アジア「タイ」より「MEDICI」取り扱いのお知らせ | 東京でオーダースーツなら吉田スーツ
ブランド:MEDICI
生産国:タイ
品質:Wool 50% Polyester 50%
目付:265g/m
プライベートでのご利用となるとこの辺りもおすすめです。

デニム生地で作る「デニムスラックス」特にポリウレタン5%入るのが秀逸でいわゆる伸びが強く快適にお召しいただけると思います。デニムのウレタンは正直1-2%ぐらいですとデニムの風合いが強く残りますが5%入ると通常そうではありませんが秀逸なのは目付で365g/mのヘビーウエイト。通常のデニムで多いのは12オンスの340g/mぐらいですが少ししっかり目な分軽い印象になるポリウレタンをカバーできています。

個人的にはブラックデニム。フレッピースタイルのアクセントとしてお使い下さい。
生産国:日本
品質:Cotton 95% Polyurethane 5%
目付:365g/m
いかがでしたでしょうか。
お仕立て後コーディネートの一助になれましたら幸いでございます。