こんにちは。藤原です。
新年あけましておめでとうございます。今年度も吉田スーツを宜しくお願い致します。
季節的には冬本番はこれからですが春はすぐそこ。ご来店いただくお客様は新社会人や新生活を控えた方が増えてきました。
そこで本日の表題は「【新成人&新社会人必見】スーツの着こなしポイント」です。
朝、鏡を見て家を出る自分の姿、久しぶりに会う友人の姿を見て家族や親戚、友人、そして自分自身。多くの人が喜んでくれる特別な一日になるでしょう。
暖かい晴れの日、少し硬いシャツに思い出しながら付けるネクタイは昨日までの自分とは別人のよう。初めての満員電車に揺られて期待と不安を抱きながら同期と顔を合わせることでしょう。
そんな特別な一日を控えた方から普段スーツを着ている方まで、隣の人にちょっと自慢ができるような豆知識を皆様にお届けいたします。
① アンボタンマナールール
最もベーシックなスーツとして2つボタンが最も一般的と言えるでしょう。その中で「一番下のボタンは基本的に外して着る」のがマナーとなっています。なぜかと言うと諸説ありますがスーツはイギリス発祥となっており当時は上流階級の所属や階級を表すものでした。ジャケットを着用して乗馬を楽しむ際に一番下のボタンを付けたままだと動きずらいということで今でもその名残として残っています。ゆえに現在のジャケットの形として一番下のボタンを付けておくと型崩れの原因にもなってしまうほど。またベスト着用時はジャケットの前のボタンは閉めず、ベストの一番下のボタンは外して着こなす形が最もフォーマルな着こなしとなっています。ベストを着ない方は立っている場合はボタン1つだけ留め、座った際にボタンを外すマナーも存在します。
② 腰ポケット
続いて気にしたいのが「腰ポケットのフタ」こちらは「室外にいるときは基本的にはフタを外に出して着る、室内にいるときは基本的にフタを中に入れ込んで着る」のがフォーマルなマナーになっています。なぜかと言うとフタを外に出すことで室外の埃などを室内に持ち込まない配慮こそジェントルマンの所作と言っても過言ではないからです。逆に室内にいるときはフタはジャケットにとって装飾であり、装飾はフォーマルな着こなしを目指す際に必要ない為フタを内側に入れ込むのです。
③ スネが隠れるソックスを履いているか
ソックスの色はスラックスや革靴に馴染むようなオーソドックスな色味やデザインが基本です。おしゃれを楽しむ人の中にはスラックスの丈を短め(アンクル丈、クロップド丈)にしてローファーやダブルモンクをあわせてスネをさらす着こなしも多いですが、一般的な着こなしにおいてスネをさらすのは伝統的にマナー違反とされています。よって座って足を組んでもスネが見えないロングホーズ(ひざ下までの長いソックス)を履いて大人の品を選んでほしい。
④ ボタンダウンシャツはNG!?
ベーシックな衿型ボタンダウンシャツの着こなしを見ることが多いですが、フォーマルな場においては避けていただくのがベター。なぜかというと元々スポーツのポロ競技を起源としたシャツのため正式なスーツスタイルとは無縁です。運良くおしゃれな着こなしと受け取られても「大事な日に着崩す人」というレッテルを貼られてしまう可能性は避けていただくのが良いでしょう。
⑤ ネクタイの結び方に華やかさをプラス
ネクタイの結び方には様々な種類があるのをご存じでしょうか。その中でも「ディンプル」と言われるネクタイの結び目の下にくぼみを作る巻き方がオススメ。練習が必要かもしれませんがVゾーンを華やかに演出してくれるこの結び方は式の場やビジネスにおいて相手に良い印象を与えてくれることでしょう。
いかがでしたでしょうか。
基本的な5つをピックアップしてスーツの着こなしをお届けいたしました。
貴方にとって大事な一日に華を添える、これも大人の嗜みのひとつだと私は思います。