こんにちは、藤原です。
暖かい日が続いてますが梅雨を感じる瞬間もある日がチラホラ。肌寒い日もあり服装が難しい頃合いかと思います。個人的にはシャツ1枚で快適な毎日だなあと感じております。
さて本日の表題は「ファッション偉人伝#13」と称しまして明日の教養の一助にすべく行っております連載企画ですが中でも2010年代のモードを牽引し、一つのジャンルを確立させたファッションデザイナー「エディ・スリマン」について深堀していきます。
エディ・スリマン(Hedi Slimane 1968/7/5-)
1968年にフランス・パリで生まれたました。ご両親はイタリア人とチュニジア人で後の彼のクリエーションに多文化的な背景を生み出します。1996年にイヴ・サンローラン(YSL)でメンズウエア部門のデザイナーとしてキャリアをスタートさせます。そこでの功績により2000年、「ディオール・オム Dior homme」のクリエイティブデザイナーに就任。彼の名声の礎を作ります。細身でエレガントなシルエットを特徴に持つ「スリムシルエット」というトレンドを生み出し、当時日本でも熱狂的なファンの間では後に「エディ期」と呼ばれ今も人気を誇っています。
![DIOR HOMME - AW02 ディオールオム by エディスリマン ダブルラペル コート 46の通販 by Mode et ...](https://img.fril.jp/img/465365653/l/1700291918.jpg?1665549294)
2002AW Dior homme WEBより引用
2007年にディオール・オム退任後ファッション業界から一時的に離れ写真家としてキャリアを追求しました。彼の写真は主にモノクロで音楽やユースカルチャーに焦点を当てた作品が多く、エディの美的感覚が投影されました。
![Hedi Slimane’s photographs capture the freedom of performance](https://djwp.s3.amazonaws.com/wp-content/uploads/2021/04/05145811/hedi_Fullbleed_Fashion-Header.jpg)
PHOTO:Hedi Slimane「capture the freedom of performance」WEBより引用
2012年にイヴサンローランのクリエイティブディレクターに復帰を果たしブランド名を「サンローラン・パリ」に変更しました。彼のデザインは再びロックンロールとクランジスタイルの要素を取り入れ、クラシックなサンローランのエレガンスに現代的な解釈を取り入れ大成功を収めます。一方でエディらしい強烈な個性に加えて革新的なデザインは賛否両論を巻き起こします。
![Hedi Slimane (エディ・スリマン) 節炸裂、Saint Laurent (サンローラン) 2016-17年秋冬コレクションが LA ...](https://th.bing.com/th/id/R.4870fb2bad933167643b00bb9b4a94fc?rik=3eundk9trnXuvg&riu=http%3a%2f%2fstatic.fashionpost.jp%2farticle%2fwp-content%2fuploads%2f2016%2f02%2f13171208%2f096.jpg&ehk=qf52nGCpcHyYWbPYmL1O7W31Tp06na1Sc8KMxnl7ST0%3d&risl=&pid=ImgRaw&r=0)
2016-17AW SAINT LAUREN PARIS WEBより引用
2016年サンローラン退任後2018年、フランス・ラグジュアリーブランド「セリーヌ(Celine)」のクリエイティブディレクターに就任し同ブランドのメンズラインを新たに導入しました。
![エディスリマン 定価47万円 2019AW セリーヌ ジャケット 金ボタン 36 - nimfomane.com](https://highsnobiety.jp/wp-content/uploads/2019/01/celine-fw19-show-pfw-05-800x1200.jpg)
2019-20AW Celine homme WEBより引用
いかがでしたでしょうか。
エディといえば行く先々のブランドに就任後エディらしさ全開で熱狂的なファンを生み出す一方、ブランドイメージを大きく変える一面も併せ持つため当時日本の販売員が総入れ替えが起こったと噂されています。それぐらいのエネルギーを併せ持つエディこそファッション偉人伝で取り扱うべき人物であると感じています。