こんにちは。藤原です。
先日、今話題の「THE FIRST SLAM DUNK」を見てきました。流行っているものは一旦受け入れるという考え方なのですが、これが物凄くよかった。主人公は有名な桜木花道ではなく宮城リョータという同じ高校の選手で幼少期、地元沖縄県でストリートバスケをしているシーンから始まります。物心つく頃には兄の影響でバスケ三昧の日々を送る宮城。幼少期から青年期になるにつれて様々な心情の葛藤や問題、事故を乗り越えてインターハイ絶対王者の山王工業と対戦します。圧巻のグラフィックで描かれた試合シーンは原作に忠実かつ斬新な印象、名シーンも数多く散りばめられていました。宮城リョータという天才と呼ばれた兄と比べられてしまうコンプレックスや事故により感情を爆発させるその姿は誰しもが感情移入がしやすい内容になっているのではないでしょうか。気になる方は是非映画館で観てみてください。
さて本日の表題は「ファッションとは#4」です。
様々な視点からファッションをお届けしているこちらですが、中でも本日は「お客様の仕上がり」をご覧ください。
N様(新成人のお客様)
成人式のスーツをご検討のお客様でした。開口一番お客様から「サンローランとかディオールが好きなんですよ」というお話をいただきました。ご年齢的にもお召しのファッションにも「エディ期がお好きですか?」と尋ねると「はい、そうです」とおっしゃったので、2人の間に「肩幅しっかり持たせた細身のブラックスーツ」を共有させていただきました。その後細かいディテールを検討していき製作、完成したスーツがこちらです。
しっかり目に持たせた肩幅にシェイプされたウエスト、少しクラッシックなテイストを入れたいということで「チェンジポケットに狭めのVゾーン、サイドベンツ」を選択されました。生地はラグジュアリーでモードな印象に仕上げる為あえてブラックが強い礼服生地を選択。また当日はブーツをお召しになるということでしたので、股下はやや短めに設定。スーツをファッションとして捉える素晴らしい感性に脱帽です。
N 様
この度は吉田スーツをご利用いただきありがとうございました。
成人式はいかがでしたでしょうか。N 様の晴れの日に少しでも寄り添えたこと、大変嬉しく思います。
お近くに来られた際はフラっと顔を出してください。またのご来店を心よりお待ちしております。