スコットランドの大自然を嗜む

こんにちは。藤原です。

朝晩の寒さが本格的になりましたね。日中暖かさを感じるのは今月まででしょうか。

とはいえファッションも本格的なシーズン。着る服を考えていると毎日自宅を出るまでの時間が掛かるようになりました。

さて本日の表題は「スコットランドの大自然を嗜む」です。

雄大なスコットランドの自然の恵み、それはウイスキーやビールなど様々な名品を生み出します。

日本では愛知県尾州に織産地があるように生地もその恩恵を受けます。

ではスコットランドの生地は、答えは「ツイード」です。

ツイード生地の特徴は５点。①防寒性②耐久性③美しい色彩④馴染んでいく⑤重量

①防寒性

特にスコットランドの厳しい寒さを超えた羊毛は他の産地の羊毛とは異なります。また織物なので糸と糸の間に空気を含むため、保湿性が高く冬の定番生地として認知されています。

②耐久性

スコットランドでは「親子三代で引き継ぐジャケット」として認知されています。起毛しにくく丈夫なため、それを可能にしています。

③美しい色彩

ツイード生地最大の魅力に「美しい色彩」が挙げられます。様々な色を使って織り生まれる「グラデーション」と紡毛ならではの「ネップ」が化学繊維では中々表現しにくい重厚な風合いになります。

④馴染んでいく

最初こそ硬さを感じやすいですが、ツイード綾織のため生地自体にある伸縮性に加えて柔らかくなっていきます。例えるならばデニムのような経年変化がお楽しみいただけます。

⑤重量

近年では様々ですが基本的には重量があります。この重さが暖かさと重厚感を演出してくれます。

では一部ですが店内にあるツイード生地をご覧ください。

美しい！

いかがでしたでしょうか。

コートいらずとも言われる「冬の必需品：ツイード」

機能性と美しさを両立できるこの生地群は紳士服のクラシック回帰も相まって今最も注目されています。

是非店頭でご覧ください。