こんにちは、藤原です。
寒い日と暖かい日が交互に来ると思いきや寒の戻りとなかなか気温が定まりませんね。ただシーズンの過渡期という事はテーラーの世界では春夏生地の準備が進むという時期でもあります。本日はそんな時期に作りたい生地をご紹介できますと幸いでございます。
さて本日の表題は「【吉田スーツ全店】藤原非常に悩んでおります」と称しまして春夏生地と言えば定番素材「リネン」この素材で私藤原が今季楽しみたい生地をご覧いただこうと思います。検討しているのはリネンの世界最高峰と言っても過言ではありません。「SPENCE BRYSON」です。早速ご覧いただきましょう。
スペンスブライソン
アイリッシュリネンの王様として認知されているこちらは名実ともに世界最高峰のリネンを作る最古のメーカーとして知られています。特徴はなんといってもその「重厚感」特にTropicalはその目の細かいタッチに加えてハリコシを両立、ウエイト370g/mからなるリネン特有のドレープ感は世界中にファンを持つことで知られています。

tropical S Taupe/9135
リネンと言えば一番最初にイメージするこのキナリはブランドを体現する1着と言っても過言ではありません。目の細かいタッチの為テーラリングに落とし込むもよし、少し崩してツータックパンツにタックの深さを通常より深めに設定して遊んでも良し。藤原第一候補の生地です。

tropical Coffee/8102
この発色も素晴らしい。まるで赤レンガを彷彿とさせるこちらはダブルジャケットにしてシャツをグッと開襟するスタイリングがはまりそうです。

tropical M Grey/8106
都会的なカラーのミディアムグレー、この辺りもグッとくる。少しスモーキーなこの色はあえてパンツ裾口をシングル、ダブルジャケットでゴージを下げてリラックスエレガンスなスタイリングも乙。カッコいい。

いかがでしたでしょうか。
春先になると気になるのがやはりリネン。パンツ単品のみのお仕立てもお勧めです。今季より全店でご覧いただけますので少しでも気になる方はお近くの吉田スーツで確認してみてください。