今回は秋冬のジャケットのお仕立てにオススメのブランドを紹介します。
「MARING & EVANS (マーリング&エヴァンス)」です。
日本ではあまり聞きなれない名前かと思いますが、
RALPH LANREN / BURBERRY / PAUL SMITH / HACKETT /
J.CREW / ZEGNA / GUCCI / KITON / LARDINI etc…
など多くの有名ブランドで生地が使用されています。
1782年にイングランドは南西にあるストラウドで設立されました。
紡績・織り・仕上げの一貫生産型メーカーで、
19世紀にはフランネル素材で広く知られるようになり、
1920年代にはロールス・ロイスが厚手のフランネル素材を
車の内装に使用したことにより話題になりました。
1960年代にヨークシャーのハダーズフィールドに
移転後は織りと出荷前梱包・検反倉庫に特化し、
仕上げは世界的にも有名なWTジョンソンで行われています。
フランネル、サクソニー、ラムズウール、シェトランド、
そして特徴的なナチュラル素材のアンダイドブリティッシュウール
といった英国スタイル素材を展開しています。
ジェイコブス、シェトランド、ウェルシュブラックなどの
英国羊毛の天然カラーの糸を生産しています。
紡績や織りの工程には染料や化学物質は使用せず、
仕上げ工程でも天然石鹸を使い、優れた品質を作り出し提案しております。
3つの全ての工程がハダーズフィールドの半径5マイル以内の工場で行われ、
環境への負担を抑えるために二酸化炭素の排出量も最小限に抑えられています。
生産上での制限をうまく管理し、テクスチャ・目付・組織・パターン・カラーの
全ての面で豊富なバリエーションを取り揃えております。
以下、バンチ内の生地を紹介いたします。
300g/mから390g/mとヘヴィウエイトの
英国生地らしいチェック柄をメインにコレクションしています。
こちらのヘリンボーンの生地は650g/mと
かなり肉厚でコートのお仕立てにもオススメです。
ちなみに私はコチラの生地でコートを仕立てようか検討中です。
打ち込みのしっかりした英国生地は
防寒性が高く日本の冬にもオススメです。
是非、店頭で生地サンプルご覧になって下さい。
藤田