今回は、形態安定やストレッチ性などシャツに求める機能が複数入っています「次世代のシャツ生地」をご紹介いたします。
スーツ姿で働く方の多くが頻繁に着用するワイシャツですが、コットン100%が良いものというイメージの方は多いでしょう。
しかし、化学繊維のポリエステルだからこそのメリットもございます。
ポリエステルは石油系の原料から作られる化学繊維で、耐久性が高い、しわになりにくい、比較的熱に強いことが特徴の素材です。
化学繊維のため紡績の段階で薬品添加や熱処理などがしやすく、機能性加工にも適しているため形態安定性やストレッチ機能などを付加しやすい点が魅力です。
多機能素材のポリエステルですがお洗濯などお手入れにも長けています。
天然素材と比べてお洗濯時で傷みづらく収縮が少ないため気軽にお洗濯を行えます。加えて乾きやすくシワになりづらいため出張先などでも扱いやすい生地になっています。
そんなポリエステルですが、デメリットもございます。
発色やツヤ感が柔らかくさらりとした質感の天然素材とは異なり、光沢が出やすく質感がパリッとします。好みの部分なので個人差がありますが、お選びいただく際はご注意ください。
その他に水を含みづらい特性があるため吸湿性が低いです。人によっては蒸れているように感じる場合があり梅雨など湿度が高い季節には不向きです。ですが悪いことばかりではなく水を含みづらい反面、速乾性が高いので汗をかきやすい夏にはオススメです。
ここまでポリエステルの特徴をご紹介いたしましたが、どちらも捨てがたい方のために私おすすめのコットンとポリエステルの混紡生地をご紹介いたします。
コットン61%
ポリエステル39%
速乾性とストレッチ性、形態安定加工がされた生地です。
コットン50%
ポリエステル50%
ストレッチ性とイージーケアに加えて、インディゴ風の風合いが楽しめる生地です。
コットン68%
ポリエステル32%
柔らかさとストレッチ性、形態安定加工がされた生地で、オフィスカジュアルや普段のジャケパンスタイルにもオススメです。
いかがでしたでしょうか。
ご興味がございましたら各店舗で生地を確認できるので、ぜひご来店お待ちしております。