今回は、表題の通り春夏生地でブレザーのおすすめ生地をご紹介いたします。
普遍的でありながら、さっと羽織りやすいブレザーはどんなシーンでも着用頂けます。
まずはply系の生地からご紹介いたします。
plyとは、糸の撚りの事で、例えば2plyは2本の糸を撚り合わせた糸で織られた生地を指します。
がっしりとしてハリコシがあるため耐久性に優れており、シワになりにくく通気性が良いです。
続いてホップサック生地
ホップサックは麻袋に似ていることから、そう呼ばれています。
強撚糸という滑らかな細い糸を撚り合わせているため、ply系と似た特徴を持った生地です。
あえて粗く織り上げることで通気性に富んでおり、シワになりにくい特徴があります。
続いてはフレスコ生地です。
春夏生地にお詳しい方はよく聞いたことがあると思います。
より踏み込みますと、「フレスコ」は英国の老舗Martin Sonが商標登録をしているため、厳密にはMartin Sonの生地のみ「フレスコ」と呼ばれております。
織り方はply系の生地と同じなので、特徴も似たざっくりとした風合い、通気性と耐久性に富んだ生地です。
以下、今期のおすすめ生地となりますのでご覧ください。
William Halstead
2ply wool 100% 上から濃紺、ネイビー
2ply wool 74% mohair 26% 濃紺(モヘアが入るとよりハリコシが強い生地感に)
Canonico
ホップサック wool 100% 上からネイビー、グリーン、ターコイズ、アイボリー
フレスコ
1ply wool 100% チャコールグレー
1ply wool 100% ネイビー(少し明るい糸も使用しておりドットのように)
2ply wool 100% ネイビー(少しグレーがかっていました)
3ply wool 100% ネイビー
いかがでしたでしょうか。
6plyの生地もございますので気になる方は是非お立ち寄りください。
フォーマルにもカジュアルにも着用できるブレザー、1着オーダーしてみては。