オリカタ　ノ　エラビカタ

シャツの生地選びで重要なポイントのひとつが「織り方」です。中でも「ツイル（綾織）」は、ドレスシャツからカジュアルシャツまで幅広く使用される織り方の一つで、その特有の質感や機能性から多くの支持を集めています。ツイル生地の基本的な特徴やメリットについて解説します。

ツイル（綾織）とは？

ツイルは、経糸（たていと）と緯糸（よこいと）を斜めに交差させて織る織り方です。織り目が斜めに走るため、平織りとは異なる独特な斜めのライン（綾目）が表れます。この構造により、ツイル生地には次のような特徴が生まれます。

ツイル生地の特徴

1. 耐久性が高い

　ツイルは織りが密で、耐久性に優れています。このため、長期間の使用に耐え、丈夫さを求めるシャツに適しています。

2. シワになりにくい

　平織りに比べて柔軟性があり、シワが目立ちにくいのもツイルの利点です。忙しい日々でもきれいな見た目を保ちやすく、アイロンがけの手間も軽減されます。

3. 適度な光沢感

　綾織特有の滑らかな表面が、上品な光沢感を生み出します。これにより、ドレスシャツとしてのエレガントな印象が強調されます。

4. 肌触りの良さ

　密に織られたツイル生地は、滑らかで柔らかな手触りが特徴です。肌に直接触れるシャツとしても快適に着用できます。

ツイル（綾織）は、その丈夫さやシワの付きにくさ、光沢感といった多くの利点から、シャツ生地として非常に優れた選択肢です。フォーマルにもカジュアルにも対応できる万能さを持つツイルを、次回のシャツ選びでぜひ検討してみてください。