皆様こんにちは。
先日、2020年公開のイギリス映画「ダウントン・アビー」を観たのでご紹介いたします。
元々はテレビドラマシリーズとして放送され、国内でも人気を博したようなのでご存じの方も多いかもしれません。

舞台となったハイクレア城
舞台設定は1927年のイギリスはヨークシャー地方、架空の貴族邸宅「ダウントン・アビー」をイギリス国王が訪問するという内容です。
貴族のドタバタコメディといった感じでしょうか。笑いありスカッとありでなかなか面白かったです。
最初から予想はしていましたが、ドラマシリーズの続編的な位置付けで上映されたものなので
話の隅々まで理解することはできませんでしたがドラマシリーズ未視聴でも楽しめる内容だと思います。
しかし、真の目的は当時のファッションや暮らし(といっても現代的にアレンジされていますが)にあったので
ストーリーはそっちのけで服装ばかりに注目していました。
ツイードの三揃いを着た伯爵、19世紀、貴族の日常着として着用されていたフロックコートは既に廃れ、
三揃いの背広服へと変化していることがわかりますね。

使用人たちはピシッと燕尾服を着こなしており、国王側の使用人は真紅のテールコートでラペルはMノッチというもはや現代では見られない出立ちでした。

衿がM字に形作られた通称”Mノッチ”と呼ばれるデザイン
その他にも見所は沢山あるのですが長くなってしまうのでこのぐらいに留めておきます。
クラシックな装いが好きな方、紳士服の歴史について興味がある方にはとてもハマる映画、ドラマだと思うのでぜひ観てみてください。
これを機に私もドラマシリーズも観てみようと思います。