こんにちは。藤原です。
暑い日、寒い日が入れ代わり立ち代わりで体調を崩しやすい季節ですね。一方で店内では夏のクールビズに向けたジャケットパンツ検討の方や涼しげなスーツをお求めにご来店のお客様が増えてきました。快適な店内空調に努めごゆっくりとくつろぎながらご検討いただける空間で是非一着ご検討いただけると幸いです。
さて本日の表題は「イタリアンサルトリアル#2」中でも本日はサルトリアルの矜持を感じることが出来るブランド「Kiton:キートン」について紐解いていき皆様と一緒に何かの一助となれば幸いです。
「世界で最も美しい服」を掲げるキートンは1969年に創立しました。
まずキートンのテーラリング技術はイタリアの伝統的なテーラーの技術に根ざしています。芯地と服地の相性、アイロンによる馴らし、袖や肩、ボタンホールのかがりなど、着心地や着易さの為には一切の妥協はありません。キートンの服特有の柔らかさとドレープの美しさは職人たちの手によって作り出されています。
1着のジャケットは、およそ150もの段階と20時間を経て作られています。つまり150人のサルト(職人)の手と、丸一日という時間を経て、1着のジャケットが完成するのです。かつてナポリがヨーロッパ随一の繁栄を極めた時代から続く、サルトリアーレ(仕立て)の文化と優れた技術をベースに作られるキートンの服は、サルト達の汗と情熱、そして至高の服作りにかける魂が生み出した、芸術といえます。
キートンの素材選びにもイタリアの伝統が反映されています。イタリアは高品質な生地の産地として有名でありウール、カシミア、リネンなどの上質な素材を厳選して使用しています。これら素材として有名な生地ブランドが弊社でも取り扱いのある「CARLO BARBERA」が有名でしょうか。
イタリアのファッション文化に根ざし、その地域の美学や美意識を反映しています。イタリアはファッションの中心地であり、街中で洗練されたスタイルや自信に満ちた姿が見られます。キートンはこのようなイタリアンな精神を体現し、自信と洗練を感じさせるコレクションを提供しています。
結論としてキートンはイタリアの伝統と美学を踏まえながら、紳士のための洗練された服を提供しています。彼らのテーラリング技術、素材選び、デザインはイタリアンスタイルのエッセンスを受け継いでおり、紳士服の分野で高い評価を得ています。キートンの服は、イタリアの伝統と美意識に触れながら、自信と品位を持った男性の魅力を引き出すことでしょう。
では一部コレクションと店内の様子をご覧ください。(WEBより引用)
まずは店内の様子から。
洗練されながらもモダンな印象と暖かみを感じる余裕のある空間が特徴です。
続いて一部コレクションをご覧ください。
決して色や柄で華やかに見せようとするのではなく、サイズ感と生地と仕立ての繊細さによって一見すると何が良いかわからないが良いスーツという事はわかる。といった印象のスーツに仕上がっています。まさにスーツの源流を感じる本格的なスーツと言えるでしょう。