こんにちは、藤原です。
寒いですね、つい先日まで暖かかったのが嘘みたいです。とて春はもうすぐそこ、春夏ならではのスーツが楽しい時期になってまいりました。
さて本日の表題は「【吉田スーツ下北沢店】FOX BROTHERSの世界へ」と称しましてフランネルの王様と表現される同ブランド「フォックスブラザーズ」ですが、春夏には鉄板「FOX AIR」が気になになります。今回はその全貌をご覧いただき、明日のスーツ選びの一助になる事願っております。
今季リニューアルを果たした「FOX AIR」は285-315g/mの平織強撚糸と呼ばれる生地に強度がありドライでシャリっとした肌触りが特徴で特に高温多湿な日本やイギリスにおいて抜群の着心地を実現します。今回リニューアルに先立ち1930年代のヴィンテージフォックスから着想を得たものが追加収録されるようになりました。

‘The perfect cloth for a World Traveller‘
生地の強度にナチュラルストレッチによる防シワ、タフなビジネスマンにとって心強い相棒になるでしょう。

表紙に来るのはフォックスブラザーズの顔、大判グレンチェック。かなりクラシックでありつつも現代におけるオーセンティックな印象になる事でしょう。

このマドラス顔負けのダークチェック、既にお気づきかも知れませんがフォックスブラザーズの最大の魅力は「発色の良さ」強撚糸はその織り方上、秋冬ツイル生地と比べると色が出し難いですがフォックスブラザーズはそうではないことが写真からも伝わると思います。

クラシカルなグレンチェックに若草色のようなグリーン、テラコッタのようなオレンジが乗るオーバーペン、一見してブランド特有のものであるのが伝わります。

ターコイズカラーの無地、この発色、パンツ単品にリネンシャツで合わせたいところです。

少しメランジ調のブラウンベージュ。このあたりの絶妙なニュアンスを提案が出来るのがFOX AIRです。

お馴染みスコットランド発祥の通称「ブラックウォッチ」イギリス製という点においては切っても切り離せない相棒です。

オーセンティックなガンクラブ、イギリス「アクアスキュータム」コートの裏地を連想します。

ダークトーンのガンクラブ。是非ライトトーンのスラックスと合わせて着用したいところです。

こちらも既視感が実はないブラウンベースのグレンチェックにブルー・オレンジのオーバーペンが乗る生地。いいですね。

テラコッタカラーとでも言いましょうか、素晴らしい発色のハイツイスト。このあたりも名品の香りが漂ってきます。

いかがでしたでしょうか。
先日ブログでご紹介いたしましたウイリアムハルステッドが織元になるFOX AIRは言い換えれば時計界のロレックスとでも言いましょうか、素晴らしいコレクションとなっております。気になる方は吉田スーツ店頭にてご相談いただけますと幸いでございます。
ウイリアムハルステッドに関する過去ブログはこちら【吉田スーツ全店】今季NO.1生地はこれでしょう | 東京でオーダースーツなら吉田スーツ